Google Colabで「歩行動画をデータ分析」してみよう
〜AIで姿勢を数値化する初めてのPython講座〜
スマホで撮影した歩行動画から、AIを使って「姿勢の動き」をデータとして取り出したいと思ったことはありませんか?
実は Google Colab(無料) と AI姿勢推定ライブラリ MediaPipe を使えば、初学者でも“動画の骨格データ化 → CSV → グラフ化”までサクッとできます。
この記事では、以下の流れで 完全コピーOKのコード付き で解説します。
1. 使用するツールの紹介
■ Google Colab(コラボ)とは?
Google Colab(Google Colaboratory) は、Google が提供する 完全無料のクラウドPython環境 です。
- インストール不要
- ブラウザですぐ使える
- GPUも無料で利用可能
- 動画分析・AI処理・機械学習が簡単に実行できる
▶ Google Colab はこちら
■ Gemini(またはChatGPT)でコード生成
Colabで書くPythonコードは AI に生成してもらうと効率的。
今回も、MediaPipeを利用した姿勢推定コードを元に作業していきます。
■ 今回の最終目標
- 歩行動画をアップロード
- AIが骨格を推定(33ポイント)
- 全フレームのデータをCSV化
- グラフで「姿勢の変化」を可視化
2. Colabに動画をアップロードしよう
Colabのセルに以下のコードを貼り付けて実行します。
※
files.upload() を使えば、PCやスマホから直接アップロードもできます。
3. AIで骨格データを抽出 → CSV 化
以下のコードの作成をGeminiに指示
これで 全フレーム × 33ランドマーク × (x, y, z)
= 約100列以上のデータ が手に入ります。

4. データをグラフ化して「姿勢の変化」を見てみよう
以下のコードの作成をGeminiに指示
これで、以下のようなグラフが表示されます
歩行分析や姿勢解析に使えるデータになります。

まとめ
今回は「Google Colab × MediaPipe」を使って、歩行動画から姿勢データを抽出し、CSV化・グラフ化するところまで解説しました。
- Colabを使えばインストール不要でAI分析ができる
- MediaPipeを使うと簡単に骨格座標を取れる
- CSV化すればExcelでも分析できる
- グラフ化で動きの特徴が見えてくる
専門的な知識がなくても、動画をアップロードするだけで「姿勢の見える化」ができるのがColabの強力さです。
